高知県中央部の自然豊かな田畑と里山に囲まれ、JRの軌道がそばを通る土地に完成した「佐川の家」は、自然の中に浮かび上がるイメージとし、片流れに深い軒のシャープな線とKMEWSOLIDOの外壁が重厚な外観とする。1階の土間スペースは、いつでも訪問客が気軽に立ち寄れる場として、冬場は薪ストープで団らんの一時を過ごせます。中2階キッチンから2階リビングに上がると、大きな窓から目前に拡がる田畑や里山を眺め、人の目線を気にする事なく過ごせる日々の暮らしが実現しました。深い軒のあるベランダは、降雨時でも窓を開ける事が出来る、清水設計のコンセプトです。基本設計から何度か曲折の後、凡そ4年間の高知通いは、高知の人達の優しい人柄と自然と美味しい食べ物に会える楽しい時間でした。構造は、高知県嶺北の杉材を梁・柱と天井張りに使用。施工は、(有)西村住研に依頼。店舗で培った知識と関わった業者の高い技術力に支えられた現場でした。

施工：(有)西村住研

〒780‐0844 高知市一宮中町1-3-50

電話番号088‐855‐8520