客殿とお寺の庫裏（くり）の間にある納経所の建物を新しく建築したお家です。１階の外壁は、庫裏（くり）にも使われている焼杉を使って一体感を演出しています。予てより住職からの強いご要望でもありました「檀家さんとのふれあい・つながり」を実現するため、玄関には広い土間を設けました。お越しいただく檀家さんやお客さまとのコミュニケーションスペースとしてご活用いただけるように工夫しています。足を曲げずにそのまま寛げるようにと長いベンチを採用したところにもご住職のあたたかい人柄が溢れています。同じ土地に建っている境内や既存の建物とのバランスを崩さないようにと、ご住職が希望されていた和風モダンな外観デザインに仕上げました。ご家族、そして檀家さんとのつながりを考えた住まいとなりました。