パッシブデザインとは、太陽光・熱・風などの自然エネルギーを活用・調整し、快適で省エネ、なにより健康的な暮らしをつくる建築のこと。そんな理想的な住まいを手に入れたのが、ご主人の定年を機に帰郷したN様ご夫妻。当初は奥様のお母さんが一人暮らしをしている実家を改築することも検討したそうですが、昔ながらの住宅地のためニーズを100%叶えるには限界がありました。そこで土地探しからスタートし、生活スタイルに合わせた間取りやデザインを実現。当然、パッシブデザインの特徴である立地に応じた綿密なシミュレーションも行い、真冬に暖房なしでも室温15度以上が保てるような気密・断熱性能も確保。冷暖房設備に頼るのではなく、自然を取り込むことで四季を通じて快適に、そして穏やかに過ごせる住まいとなりました。娘の帰りを待ち望んでいたお母さんも念願の同居となり、「以前よりなんだか元気になったみたい」と健康的な暮らしを実感しているようです。