青空に映える濃紺のサイディングと、どこまでも直線的なフォルム。これぞシンプルスマートと言えるクールな外観が目を引きますが、中に入ると、目の前にはたっぷりの光が降り注ぐ温もりある空間が広がります。実はこのギャップも魅力のひとつ。道路に面した変形地において、プライベートを守りながらも、光と風を最大限に取り入れた秀逸な設計なのです。景観に劣る南側は必要な分だけ、北側はトップライトや吹き抜けの天井で十分な採光を確保。時間の流れと共に木目調のフロアを優しく照らしてくれます。加えてグリーンやヘリンボーンの壁がアクセントを添え、より明るい雰囲気に。また、フリースペースを設けたL字型のLDKで、視覚的な広さも実現しました。ダウンライトが心地いい夜は、日中とはまた違った温かい光が家族だんらんを包み込んでくれます。