住宅街で一際目を引く白い家。一見2階建てのような重厚感ある佇まいですが、1歳と3歳の姉妹を持つご夫妻が、目の届く範囲で安心してのびのびと子育てできるようにと、ゆとりある平屋を望まれました。屋内へ入ると、外観とは打って変わってダークトーンでまとめられた大人っぽいコーディネート。奥様こだわりのアイランドキッチンは下がり天井にし、レッドシダーの美しい木目をウッドデッキのある軒下までつなげました。この「中から外へのつながり」がリビングをより広く見せるのはもちろん、勾配天井との対比、そして間接照明の陰影で生まれる立体感をより際立たせています。また、そんなハイセンスな設計の中にも、小上がりに腰かけられる和室を設けているのもポイント。ごろんとできる気軽さを楽しみつつ、扉を閉めれば客間として独立させることもできます。現在は外構と併せて坪庭を作庭中だとか。完成すれば、地窓から庭が臨めるモダンな和室になりそうです。