知人の紹介で池田設計室を知ったO様。何度か見学会にも足を運び、木の使い方や個性的なデザイン性に惹かれて土地探しから一任することに。大まかな要望だけ伝えて、あとはほぼお任せだったと言います。そして完成したのが、リビングに大黒柱が凛とそびえるオリジナリティーあふれる平屋の家。日射を取り入れる大きな開口と庭を設けること、そして隣地からのプライバシーの確保の両立を図るため、中庭を建物で囲うコの字型のコートハウスとなりました。空間全体を白で統一し、屋根の形を利用した勾配天井やポイント的にあしらった木の風合いでナチュラルな雰囲気に仕上げています。「アジアンテイストな家具やインテリアで色付けしたい」という奥様の夢もきっと映えることでしょう。「暮らし方の自由度が増すよう、造り込み過ぎずちょっと“余白”を残すことを意識しています」と設計士の池田さん。対してご主人からは「徐々にカタチになっていく様子を見ると幸せな気持ちになった」という声も。互いの信頼関係から生まれた理想の住まいと言えそうです。