「なかなかいいでしょ、自慢の家です」とＨ様ご主人が満面の笑みで迎えてくれたのは、大きな吹き抜けと高い窓からたっぷり光が届く開放的な土間玄関。鉄骨とタモ板を絶妙に組み合わせたオブジェのような”らせん風”階段、枠を設けず壁との一体感を際立たせた白い扉･･･。それらのデザイン性に目が釘付けになり、気がつけば感嘆の声が！贅沢に取った土間は、ご主人の愛するバイクの格納とメンテナンスもできるインナーガレージを兼ねた魅惑の空間です。そこから続くのが、あえて塗りムラを残した漆喰壁の質感と杉板の床で、どこか懐かしい温かな表情を醸し出したLDK。2階のロフトや太陽光パネルの搭載で外観バランスが崩れるのを避けるため、天井高は若干抑え気味に。その分、梁をあらわにすることで洗練された雰囲気と開放感を添えるという、ニクイまでに小技の効いた演出が施されています。