南側にたっぷりと繁る雑木林が印象的な敷地。その風景を真正面に楽しむリビングや、外とゆるやかにつながる広いウッドデッキは、家族の大切な憩いの場だ。塗り壁や漆喰、無垢材などを惜しみなく使うオール自然素材の家はすがすがしい空気に満ち、外の豊かな自然の息吹をそのまま伝えるようでもある。 ウッドデッキへの出入りには大開口サッシを採用。その他室内外の天井・窓・建具の高さを通常より高く2.4mにそろえることで、明るい開放感とともに、すっきりとした統一感も醸すデザインとなる。玄関から8畳のリビングを抜けてウッドデッキに通じる一直線のラインには、板張りの木目もあいまって東西の広がりも感じられる。 シューズクロークとパントリーをつなげて、さらにそのままキッチンに抜ける効率的な動線を確保。2階の子供部屋に上がる時は必ずリビングを通るよう設計し、家族の顔が見える暮らしへの心遣いが伺える。